ワイヤーの種類と金属表記について

当店ではワイヤーを編む際にアーティスティックワイヤー(ご希望のかたにはサージカルステンレス JIS規格「SUS316L」)を使用しています。

ピアスやイヤリングなどのアクセサリー制作時、メッキを使用する場合はアレルギー対策としてご希望のかたには樹脂加工された金具やロジウム加工されたものと交換し使用いたしますがすべての方にアレルギー反応が起こらないものではございません。


《アーティスティックワイヤー》

アメリカのアーティスティックワイヤー(Artistic wire)社の製品名で半永久的に変色褪色しないカラーの銅線ワイヤーです。

銅線芯に色づけエナメル加工の上にクリア(無色)コーティングを施しているため引っ掻きなどに強く折る・曲げるなどを行っても色が剥げにくく最高級ワイヤーとも呼ばれています。


《サージカルステンレスワイヤー JIS規格「SUS316L」》

サージカルステンレスはサビにくく腐食や酸化・熱に強いなど優れた特性を持つ特殊なステンレスです。

金やシルバーよりも非常に硬質な素材であるため繊細な加工が必要とされるアクセサリーの分野には不向きな素材とされていました。

技術の向上とともに有名ブランドでも次々と扱われて最近のジュエリー業界で最も注目されている新素材となっています。

医療用工具のメスやハサミ、ボディピアスにも使用されています。

これらは金属アレルギーの原因である金属イオンが溶け出さない為、金属アレルギーを引き起こしにくいとされています。


《真鍮/金メッキ》

真鍮(黄銅、brass)は銅Cu と亜鉛Zn の合金で特に亜鉛が20%以上のものをいいます。

通常のゴールドメッキは真鍮などにゴールドが薄くコーティングされています。

アレルギーの方は使えない場合があります。


《14KGF》

14KGF(14金ゴールドフィルド)とは、

金属の総重量のうちの1/20以上が14金で出来ている金張り加工のことを言います

ゴールドフィルドは真鍮などの金属を芯として、金合金を熱と圧力によりコーティン グしていますので金メッキ(ゴールドプレイテッド)のように表面の金が剥げてくる心配はほとんどありません。

金メッキよりもはるかに金の層が厚いことから別の素材として区別されています。

14KGFは表面が剥がれて下地である金属が露出することがほとんどないといわれていますがアレルギーがある全てのかたにアレルギーが出ないわけではありません。

手軽に本物の金の輝きを楽しむことができる「ゴールドフィルド」は欧米ではポピュラーな素材です。


《K16GP》

GP(金メッキ)の層の厚さは0.1ミクロン(1ミクロン=1/1000mm)以下です。

通常のゴールドメッキに比べ色味が美しく変色も遅めです。

GP(金メッキ)の層の厚さが0.1ミクロン以下ですと使用中に衣服との摩擦などで3ヶ月~1年程度でメッキ層がはげてしまう場合もあります。

下地にはニッケルメッキを施している場合が多くメッキの層が剥げてくると金属アレルギーの方は使えない場合があります。


《ロジウム加工》

金属素材の表面をきれいにみせるためや変色を防ぐため、コーティング前の金属が溶け出してアレルギー反応が起きずらくするためのコーティング方法。


Kiyomi

✳︎WIRE WORK weaving アーティスティックワイヤーを使用し編みながら制作していく作品です。 ✳︎Bead flower 専用のカラーワイヤーを使用し制作した作品です。

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